高齢者犯罪被害の現況

第1 特殊詐欺の被害現況-資料1

1 認知件数

特殊詐欺の定義

被害者に電話をかけるなどして対面することなく欺罔し,指定した預貯金口座への振込みその他の方法により,不特定多数の者から現金等を騙し取る犯罪
典型例が①オレオレ詐欺,②架空請求詐欺,③還付金等詐欺

特殊詐欺の平成26年の認知件数は1万3371件・被害総額559億4000万円
財産犯の現金被害額に占める特殊詐欺被害額は49.5%
高齢者(65歳以上)が被害者となる割合

2 手口

① 振込型の減少:金融機関対策の拡充

② 現金手交型への代替

③ 現金送付型の近時の急増

第2 高齢者保有資産-資料2

平成16年の高齢者(世帯主65歳以上)世帯の平均家計資産額は5816万円,全世帯の平均家計資産額(3900万円)の約1.5倍

参考資料:
高齢者保有資産の現状と相続 第一生命経済研究所

第3 子どもの貧困-資料3

日本の子ども(17歳以下)の6人に1人は貧困(所得中央線の半分。平成24年度で所得122万円以下)にあり,OECD平均値を下回る。

参考資料:
平成26年版 子ども・若者白書(全体版) 第3節 子どもの貧困 内閣府

第4 詐欺組織の構造と行動原理

1 構造

詐欺組織の構造と行動原理構造

2 行動原理

参考資料:
平成26年の特殊詐欺認知・検挙捜査第二課広報資料状況等について 警察庁
高齢者の家計 総務省統計局
各種世帯の所得等の状況 厚生労働省

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